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文学ギャラリー619 vol.4 のご案内


いつもブログをお読みくださり、誠にありがとうございます!今日は、文学ギャラリー619のご案内をさせてください(^^)



☆☆☆。。…。。。☆☆☆☆☆。。…


【文学ギャラリー619vol.4】


日時:2024.6.15(土曜)11時〜/14時30分〜


場所:hitomiホール


参加費:1000円(要予約)


11時の部では鵜飼由子さんと加藤咲子さんが、14時45分の部では石橋みちよさんと澁谷秀子さんが中心となって、豊かな読書をみなさまとごいっしょします。取り上げる文学作品は、宮沢賢治・作『いちょうの実』と、夏目漱石・作『夢十夜』より「第一夜」。じっくり味わましょう♪


★宮沢賢治 作『いちょうの実』:主人公は、“旅立ちのとき”を迎えた いちょうの実たち 。物語世界は、豊かな言葉で創り上げられます。彼ら彼女らの会話もイキイキしていて、とっても楽しいです!

★夏目漱石 作『夢十夜』より「第一夜」:〈語り手〉の男は、言われたとおりに100年も女を待ちます。目覚めて語りはじめる男ですが、すぐに夢の世界に戻って、すっかり夢を生きているような語りぶり。男の体験一つひとつをていねいになぞっていくと、きっと、ラストの彼の心情にたどり着けるのでは……


☆☆。…。。。☆☆☆。。。☆。。…☆




『いちょうの実』は、音声で受け取ることが可能な作品だと思います。どうぞわたしたちの朗読(〈語り手〉追体験を試みます)を聴いて、ご自身の脳内に豊かな作品世界が広がるのを、存分に楽しんでくださいませ☆


『第一夜』は、音声で受け取ることが難しい作品。朗読を聴くだけでは、小説を“小説として”受け取ることは、残念ながら、できません。小説を“物語として”受け取って、『第一夜』をわかった気になってしまう…。これは作品にとっても、わたしたち読者にとっても、たいへんもったいないことだと感じます。ですから『第一夜』は、まず、文字で受け取ることからごいっしょしたいと考えています。立ち止まったり行きつ戻りつしながら〈語り手〉理解を深め、〈語り手〉とともに、みんなで、作品世界を創り上げてまいりましょう。すると…朗読を聴くとき、“小説として”受け取ることができますから(^^)

そこでお願いです。ご自身で朗読(=〈語り手〉を追体験する試み)をしてから、ご参加くださいね。きっと!当日ごいっしょする時間がさらに愉しくなるはず。どうぞよろしくお願いいたします(^^♪

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