

朗読ってなんだろうと思ったことのある方へ…「創意工夫した音読」じゃない。朗読はもっとずっとたのしい♪
私はかつて、「朗読」とは、自分の解釈を反映させた読み上げ行為だと思っていました。けれど、いまならはっきり言えます。 本来の朗読は、もっと自由で、さらにたのしい営み です。 そもそも、日本の物語に「語り手」という概念が明確に登場したのは、実はそれほど古いことではありません。...
5月21日
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体験の数だけ音声は生まれる
[体験の数だけ音声は生まれる] 「かなしみ」という言葉は、「悲しみ」「哀しみ」「愛しみ」「美しみ」などさまざまな漢字で表せると、批評家・若松英輔さんがテレビ番組で話していらっしゃいました。 若松さんのこのお話が、心に引っかかっていた記憶と繋がりました。...
5月20日
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語り手は現場主義② 山下明生作『はまべのいす』
[語り手は現場主義② 『はまべのいす』冒頭部分のレッスン風景] この日のレッスンでは、山下明生さんの作品に取り組みました。 以下は、『はまべのいす』の冒頭部分です。それぞれの文に番号を付けておきますね。語り手は、ハマさんと名付けましょうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーー...
5月18日
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語り手は現場主義① なぜ虚構世界が必要なのか?
[語り手は現場主義① なぜ虚構世界が必要なのか?] なぜ、わざわざ虚構世界を創る必要があるのか?なぜ、語り手は「現場主義」なのか? ずいぶん前になりますが、『戦争を知らない世代に平和をどのように伝えていくのか』をテーマに谷川俊太郎さんが語るインタビュー記事を読んだとき、...
5月17日
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付録 朗読会について 最終稿(^^)
【付録 朗読会について】 [はじめに] 『新しい朗読』は、語り手の体験を身体・五感・脳を駆使して自らの体験にし、語り手とともに虚構世界を生きることを目指す読書法です。そして、その先にあるのが「朗読会」という体験の場です。 [朗読会とは]...
4月18日
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序文 ようやく最終稿(^^)
新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法ー 【序文】 かつて朗読は、声を出して物語を伝える行為とされ、多くの人が「朗読=音声表現」と捉えてきました。ここであえて過去形を用いたのは、その時代背景を理解することで、現代における新たなアプローチの意義が浮き彫りになると考えたからです...
3月20日
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序文と第一章〜第六章の後の付録です♪(推敲中)
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』を第六章まで書き終えて、たのしく推敲をしていて…「あ!朗読会についても皆さまと共有したい」と思いました。それで、付録を書きました。(ふだんの口調にもどってます♪) どうぞお読みになってください(^^♪ 【付録 朗読会について】...
3月15日
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序文推敲しました♪
たくさんの方が、前回のブログ『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』【序文】をお読みくださいました。ありがとうございます!感謝感激です(^^) さらに目的を明確にしたらいいのではと、恩師や親友からアドバイスをもらって、推敲しました。(一応(注)もつけました)...
3月15日
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新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法ー 序文
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』と題して文章を書いています(^^♪ 全六章をひとまず書き終わり、いま推敲中です(本になるかな〜♡)。序文は完成しましたので、よろしければお読みください(^^) 【序文】 かつて朗読は、声を出して読む行為であり、声による伝達と表現の手...
2月26日
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朗読の本質
朗読という行為は、明治時代に一度死にました。そして、 生まれ変わった状態で、今ここに存在しています。 かつての朗読、つまり明治時代に死んだ朗読は、文学作品を声を出して読む行為であり、聴き手に伝えるための表現でした。しかし、小説の誕生によって文学作品そのものが変化し、朗読はそ...
2月16日
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朗読しましょ♪
朗読 を、(詩や小説を語り進める)語り手の体験と同じ体験を 自分の身体を使って 試みる行為だととらえてみましょう。目指すゴールなどありませんよ。ただただ学ぶことを愉しめばいいんです。 言葉を手がかりに体験を見つけて、他者の体験を(自分の身体を使って)試みる 朗読という読書...
1月30日
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台本にするの、やめてね☆
小説や詩は、すでに 完成した作品 です。わたしたちが音声を与えることによって完成する、いわゆる「音声表現の台本」ではありません。音声を与えようとか、声で表現しようとかするのではなく、文学体験ができるといいですね(^^) ところで。AIによる「朗読家」の概要をご存知でしょうか...
1月21日
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永瀬清子さんの「あけがたにくる人よ」- 4 -(対話バージョン)
M:前回は、「 朗読をしましょう。自分の身体を使って、ながこさんと同じ体験を試みましょう 」とお話しして、レッスンを終えましたね。 Y:はい。ながこさんを深く理解するためには、「頭で推察、身体で体験」と教わりました♪ M:よく覚えていてくださって、うれしいです(^^)...
2024年11月26日
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愉しいコラボレーション🎶
先々週を振り返ります。10月14日(月・祝)に 文化のみち二葉館 で、10月19日(土)に NHKカルチャー名古屋教室 で、愉しいコラボレーションのお仕事がありました。たくさんの皆さまにお越しいただいて、たくさんの関係者の皆さまにお力をいただいて、幸せな時間を過ごすことがで...
2024年10月27日
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☆ 推察するのって愉しいですよ〜(^^) 観察→推察→追体験
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読で、脳を育てる読書を愉しんでいらっしゃいますか? さて。文学作品の朗読は、[音声を与える行為]ではなく、[音声を授かる行為]。〈語り手〉や発話者の体験を探り、同じ体験を試みることで、作品世界で響いている...
2024年7月31日
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☆ 文学作品の朗読会は、体験を愉しむ場♫
文学作品の朗読会は、各人の体験を響きあわせるとても愉しみな時間です(^^♪ 現実世界に響く「音声」に耳を向けると、わたしたちは、その音声を評価したくなるのでしょう。「じょうず」とか「好き」とか「いい声に魅了された」とか…。そうではなくて、...
2024年7月16日
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「文学作品の朗読教室」へようこそ(^^♪
なにを朗読するのかによって、「朗読」の中身は異なります。 文学作品の朗読 は、アナウンス原稿の朗読のように、わかりやすく読み上げて聴き手に届ける行為ではありません。 じっくりと言葉をいつくしみ、言葉とともにある体験をていねいに探り、(文字として存在している)言葉が本来持って...
2024年7月16日
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“文学作品の朗読”で脳育♪
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も“文学作品の朗読”を愉しんでいらっしゃいますか?声を伴う伴わないにかかわらず、〈語り手〉の体験と同じ体験を試みていれば…それは文学作品の朗読だと考えましょう♪ 脳を育てるには、文学作品の朗読がいいですよ〜と、日々ワク...
2024年6月17日
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★ 思考停止にならない
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読、言い換えると…〈語り手〉を追体験する読書を愉しんでいらっしゃいますか?声を伴う伴わないにかかわらず、〈語り手〉追体験を試みているならば、どちらも朗読と考えましょう。...
2024年5月21日
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☆ 物語や小説の言葉について
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も文学作品の朗読 (=〈語り手〉を追体験する試み) を愉しんでいらっしゃいますか?脳内で追体験するときには声は出ません。身体を使って追体験するときには声が出ます。声を伴う伴わないにかかわらず、...
2024年5月11日
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