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序文と第一章〜第六章の後の付録です♪(推敲中)

更新日:3月26日


『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』を第六章まで書き終えて、たのしく推敲をしていて…「あ!朗読会についても皆さまと共有したい」と思いました。それで、付録を書きました。(ふだんの口調にもどってます♪)

どうぞお読みになってください(^^♪




【付録 朗読会について】


新しい朗読は、「語り手の追体験を試みる」という読書法だとお話ししてきました。

わたしたちは、朗読で語り手の体験に近づき、語り手に対する理解を深めます。仲良しになるイメージです。仲良くなったとき、わたしたちはもうすでに、語り手とともに虚構世界を生きています!



[朗読会とは]


朗読会は、新しい朗読で虚構世界を体験済みの参加者が、「朗読者とともに虚構世界を旅する」イベントです。


語り手が生きる虚構世界と、わたしたちが生きる現実世界との間には、目には見えないけれど、「壁」があります。壁の向こうの虚構世界に入るために、「新しい朗読」という読書法が生まれました。


新しい朗読を通して語り手の体験に迫り、語り手と仲良くなれば、もうそこは、語り手が生きている虚構世界です。虚構世界を体験した時点で、朗読会への参加チケットはゲットです♪



[朗読会に向けた朗読レッスン]


レッスンでは、言葉を手がかりにして、身体・五感・脳を使って、語り手の体験を探ります。いっしょに試行錯誤を愉しんでいるうちに、いつの間にか語り手の体験に近づくことができて、語り手と仲良くなっています。そのときにはもうすでに、虚構世界を体験している読者です。


さて、作品によって壁の高さは異なります。


壁が低い作品、たとえば児童文学などの場合は、語り手の姿が最初からけっこう見えています。そういうときこそ油断しないように。安易に自分の見たい世界を見ているかもしれません。朗読会当日の短いレクチャーで目から鱗が落ちるかも。虚構世界を旅する準備は、当日でもじゅうぶん間に合うと思います。


壁が高い作品の場合、語り手の姿はほぼ見えません。語り手と仲良くなり虚構の世界を体験するには、ある程度の時間とエネルギーが必要。朗読会に先立つ朗読レッスンで、少しずつ語り手の体験に近づいていきましょう。レッスンを重ねて虚構世界をあらかじめ体験しているからこそ、豊かな旅を存分にたのしめるのです。一過性の感動を超える、自己を根本から揺さぶる体験になるかもしれません。



[愉悦の体験を!]


朗読会は、皆で虚構世界に心遊ばせる、最高の旅をたのしむ場です。そこには、「新しい朗読」を通して、脳をバージョンアップさせた朗読者、すなわち、虚構世界を体験できる読者だからこそ味わえる、格別な「愉悦の体験」が待っています!

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Salon de Marikoのロゴは、ハートの形をモチーフにしています。文学作品を味わう過程と時間を、朗読で、人と共にすることで、心(脳)が豊かに育つことを表しています。また「サロン」は、人の温かみのある上質な学びの時空間を表しています。

© 2023 by Mariko Ishida

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