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朗読レポートfrom暁子さま♪


いつもブログをお読みくださってありがとうございます!

今回は暁子さまから頂いたメッセージ(もう半年ほど前になりますが🫢💦)をご紹介させていただきます↓


[私はこれまで、朗読は、作品に描かれた世界を音声で聞き手に届けるものだと思ってきました。先生のお話を聞き、〈語り手〉の存在を意識するようになり、〈語り手〉の目線で〈作品世界〉を体験することが朗読なのだと知りました。「理解しました」ではなく「知りました」と書いたのは、まだ〈語り手〉理解が十分にできないからです。丁寧な読みが不足しているからでしょうか。自分目線からなかなか離れられないのです。でも、〈語り手〉を意識しながら〈作品世界〉に思いを馳せることは少しずつですが面白さを感じられるようになってきました。こんな私ですが、今後とも、よろしくご指導ください。]


暁子さま、ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いいたします☆最初は、“「読みもの」の朗読”と“「文学作品」の朗読”との違いに、少しとまどわれたかもしれません。

「〈語り手〉が理解できなくて…」とおっしゃる方は多いのですが、それでよいのです。それがよいのです。そうそう簡単に理解できないから、(文に学ぶ)文学なのですね。文学作品の〈語り手〉は他者ですから、わからないのが当たり前。わからない度合い(いまの自分との違い)が大きければ大きいほど、ラッキーだと思いましょう!わたしたちの脳は、〈語り手〉と同じ体験(=ふだんの体験とはまったく異なる体験)が新鮮で、おおいに喜んで、ぐんと育ってくれるのでしょう(^^♪

脳を育てる際に大切なのは、ワクワクしながら取り組むことです。「あなたを理解してあげますとも」と思って〈語り手〉とていねいに向き合いましょう。解釈せずに、すなわち、安易にわかった気にならずに、一つひとつの語りを手がかりとして、一つひとつの体験を探るのでしたね!


いつもお話ししているように、〈語り手〉のことを理解できたから朗読するのではありませんよ。〈語り手〉のことをより理解するために、わたしたちは朗読しましょう。脳だけではなく身体も使って、ワクワクしながら〈語り手〉の追体験(=〈語り手〉と同じ体験)を愉しみましょう♫

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Salon de Marikoのロゴは、ハートの形をモチーフにしています。文学作品を味わう過程と時間を、朗読で、人と共にすることで、心(脳)が豊かに育つことを表しています。また「サロン」は、人の温かみのある上質な学びの時空間を表しています。

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