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★ なにを学ぶ?

更新日:2024年8月20日

人は成長するにしたがって、絵本から物語へ、物語から小説へ、手にとる本を変えていきますね♪


まず幼少期は、絵本を読んだり読んでもらったりして、自分をとり巻く世界と親しんで、


文章をすらすら読めるようになると、物語を読むことで、ひとと心を通わせ合う共感力(シンパシー)を育んで、


そして社会へ出て、大人として生きるわたしたちは、小説を読むことで、エンパシーの能力を磨くのでしょう。


シンパシーと呼ばれる共感の思いは、自然と湧いてくるもの。しかし、自分の靴を脱いで他者の靴を履くエンパシーの能力は、意識して育てなければ身につきません。


朗読を通して、小説を本当の意味で読むことを学びましょう。(わたしたちは、物語のように小説を読んでしまって、それで読めているつもりになりがちですから、注意が必要です)

小説を読む行為が、エンパシーの能力を育ててくれます。歳を重ねて柔軟さを増していけるって、素晴らしいことですね(^^)


小説を読む際に、自分の靴を履いたまま読んで、〈作品世界〉をわかった気になっていませんか?そして、「わたしはこう思う」「わたしはこう考える」などと、すぐに、安易に、答えを出してしまう。それでは、せっかく優れた小説を読んでも、なにも学べないかも…(ー ー;)

自分の靴を脱いで〈語り手〉の靴を履いて、〈語り手〉の促すように〈作品世界〉を体験することを心がけましょう❗️


〈語り手〉に敬意を持ち、この〈語り手〉を理解したいと願い続けると…

脳と身体を使う朗読を通して、〈語り手〉理解はどんどん深まっていきます。

〈語り手〉を深く理解できたなら…

〈語り手〉の創ろうとしている〈作品世界〉をそっくりそのまま受け取ることができるかもしれませんね。そのとき、わたしたちは〈作品世界〉でどのような体験をするのか⁉️

小説を読み深める喜びにワクワクしてきます(^^♪

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Salon de Marikoのロゴは、ハートの形をモチーフにしています。文学作品を味わう過程と時間を、朗読で、人と共にすることで、心(脳)が豊かに育つことを表しています。また「サロン」は、人の温かみのある上質な学びの時空間を表しています。

© 2023 by Mariko Ishida

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