朗読レポートfrom千恵さま♪

[【読み上げる】【伝える】【表現する】という観念で朗読を始めました。朗読は、おそらく芝居とそう変わらず、それゆえに、芝居を続けてきたわたしには出来るのではないか?という単純な見込みです。しかし続けていくうちに、芝居の感覚だけでは足りない何か…にぶち当たりました。]
このように朗読レポートを書き始めてくださったのは、演劇の世界でも活躍していらっしゃる千恵さまです(^^)
レポートには、演技に対する思いや演劇について考察するステキな文章が続きます(長くなってしまうので中略とさせてください)。そして終盤で、以下のようにまとめてくださいました。
[……中略……
それ以外。すなわち〈語り手〉です。
ようやく行き着きました。脚本や戯曲に居ない〈語り手〉の存在に、わたしは気づけていなかったのです。地の文に潜む、情報を言っている人の、目線・登場人物との距離感・隅々まで読み解いてやっと解るほどの繊細な感情…。たとえその存在に気づいたとしても、小説を語る〈語り手〉は八面六臂の活躍で、なかなか追いつけない!芝居は体全体を使って表現するとはいえ、成れるのはひとりです。しかし、〈語り手〉は、ときに台詞は登場人物に語らせ、カメラを携え、時間を自在に操り、ロケーションは無限。演者、演出、美術、カメラ全てをやっている〈語り手〉を見つける。本当に難しい。見つけるだけでも難しいのに、〈語り手〉の目線に近づくことなど…。今はただ、文学作品の朗読は【読み上げる】【伝える】【表現する】、そんな単純なものではないと途中で気づくことが出来て良かった。そう思っておこうと思います。〈語り手〉に自分の体を与えて出る声。聞いてみたいものです。]
いつも澄んだキラキラした眼差しで作品世界を観察していらっしゃる千恵さま。地道に考察を重ねたレポートを心よりありがとうございます(^^♪
〈語り手〉の存在に慣れることからはじめて、〈語り手〉と真摯に向き合うことを続けて、千恵さまも暁子さまも皆さまも!〈語り手〉について、どんどん教養を深めてくださっています。感謝感動です☆ありがとうございます(^^)
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